逃げ切れない世代の研修医が、今を生きるブログ
こんにちは。
このブログは、「逃げ切れない世代」である私が、“今”をどう生き抜くかを記録する場所です。
すべては、ポリクリで気づいた“詰み”から始まった。
医学部5年、ポリクリ。
患者さんを診ながら、医療の現場に少しずつ触れていく毎日。
それは本来なら「希望」を得る時間だったはずなのに、私が得たのは“絶望”でした。
この国の医療は、もう持たない。
医師であることの社会的リターンは、激減している。
何年も勉強して、犠牲を払い、ようやく手にしたはずの未来は、「割に合わない」という冷たい現実でした。
だから私は、“相対的にマシなポジション”を目指した。
どうせ終わっているなら、その中でもマシな場所に行くしかない。
そう考えた私は、僻地病院の“コマ”にされる未来を避けるべく、都内での初期研修を目指し、なんとかスタートを切りました。
ほんの少しだけ光が見えた気がしていた。
同世代の中では、まだマシなポジションを取れた気がしていた。
でも、わかったのです。それすらも「逃げ切れない世代」には特権ではなかったと。
その先にあったのは、**「医局の養分になる3年目」か、「自由診療の奴隷労働」**しかない未来。
実家が開業しているわけでもない。
医療という“金を生む手技”をエサに、待遇は次第に搾取へと傾いていく。
「お金を得る手段」があっても、「人生を選ぶ自由」はどこにもなかった。
相対的にマシだと思っていたポジションも、実は“逃げ切れない世代”に用意された罠のひとつだった。
そこから私は、“医療の外の世界”を手探りで歩きはじめた。
医療の内側だけでは、生きていけない。
ならば、外の世界を知るしかない。
気がつけば私は、空き時間にプログラミングを学び、サイトを立ち上げ、英語を覚え、会計の勉強を始めていました。
知識は武器になる。
情報発信は、自分の人生を“誰かに使われる側”から“選ぶ側”に変えてくれる。
このブログは、その記録であり、生存戦略です。
このブログでは、以下のようなテーマを発信していきます。
- 医師としてのキャリア選択(診療科/働き方/医局の限界)
- 医療に縛られない副業とスキル構築(サイト運営、Web、言語など)
- 研修医→3年目以降に向けた“攻め”と“逃げ”の選択肢
- お金の話(資産形成、副業、資格など)
- 医師以外の若手にも響く「生き方」の設計論
逃げ切れない世代の、次の一手を。
私たちは、もう“逃げ切れない”。
でも、「逃げ切れない」からこそ、考えるべきことがある。
このブログは、そんな問いに向き合うすべての人への“灯台”になれたらと思います。
生き抜くために、選び、動き、学び、つながる。
そんな仲間に出会うために、私はここにいます。
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